さて、今回は、聖書の最初の巻「創世記」についての2回目のクイズじゃ。さあ、用意はよいかな?
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・・・OKであるかな?では、はじめるぞよ。
前回の続き
子供を授かるにはもう、年をとりすぎたとあきらめたアブラハムとサラのあいだに、一人の男の子が産まれました。
アブラハムが100歳の時でした。
イサクと名付けられたその男の子はすくすくと成長し、息子に深い愛情を注いでいたアブラハムに、突然神様は、信じられないことを命じます。
「あなたの愛する独り子イサクを連れて・・・彼を焼き尽くす献げ物(ささげもの)としてささげなさい。」(創世記22章2節)
神様の命令です。あくまでも従って息子を殺そうとしたアブラハムに、神様はいいます。
「その子に手を下すな。何もしてはならない。」「自分の独り子である息子すら惜しまなかったので、あなたを豊かに祝福し、あなたの子孫を点の星のように、海辺の砂のように増やそう。・・・地上の諸国民はすべて、あなたの子孫によって祝福を得る。・・・」(創世記22章12・16節)
そして、その通りになりました。
子供たちのうちの一人を特別お気に入りにしてかわいがる、というのは困ったことじゃの。
気に入られた方も疎まれた方も、苦しみ、憎みあうようになるのは悲しいことじゃ。
さて、ヨセフはかわいがられてすこうし増長した。他人への思いやり、というのを忘れがちになった。ただそれだけならば「いやな人間」になっただけであろうが、神様はヨセフを顧みられて、「教育」したのじゃ。
それはヨセフにとってひどく辛いことではあったが、どうしても必要なこと、であった。
次のページは、「神様に再教育されたヨセフ」 ここじゃ。